あなたはどんな時に寂しさを感じますか? でも孤独は必要です。
人間以外の動物はたいてい生まれたらすぐ起き上がり、一人で歩行を始めます。一人で生きて行けるようにです。
でも私たち人間は、生まれてもすぐには歩けません。母親のぬくもりの中で言葉を覚え10年以上かけて自立できるようになります。一定の年齢になっても自立がむつかしいという昨今の社会問題もありますが、そのことは改めて話したいと思います。
母親の愛というのは、無償の愛です。だから尊い。十分に愛を受けて育った人は、孤独にも耐えられるはずです。そうでなかった人も他人には無償の愛をささげてください。きっと何かが変わります。人間も動物ですから本来は孤独です。生きるときも死ぬときも一人、生あるものの宿命です。だから孤独を恐れず、堂々と受入、そのときこそ本当の自分に向き合える時間です。自分に嘘はつけないでしょう。普段は自分に向き合うなど考えもしないでしょう。潜在意識の自分にです。自分に向き合って、新たな自分を発見してください。よく自分探しの旅に出るといいますが、普段から自分に向き合っていなければ、どんなに環境を変えても時間がたっても本当の自分には出会えないと思っています。
母親だって父親だっていつかは別れが来ます。それは悲しいことですが避けることはできません。だからこそ日々の接し方や共有時間を大事に感じて過ごしてほしいのです。大人になったあなた、これからまだ元気なご両親とどれだけ一緒にいる時間を持てるか、考えたことありますか?もし遠くに住んでいるなら、ごくわずかな時間しか残されていないことに気が付くはずです。短いですね。
もしあなたに家族があり、小さなお子さんをお持ちなら、今のうちにたっぷり愛情を注いでください。そして一緒にいる時間を大事にしてほしい。想像してみてください。
子供と一緒にいられる時間なんてあっという間に過ぎ去っていきます。今を大切にしてください。
そして自分の孤独の時間を持つ習慣をつけていきましょう。少しずつならできます。本来の人間に戻って。そうすると自然と考える習慣も身について、楽しさが増えるかもしれません。誰にも邪魔されない空間というのは、経験すると手放せなくなります。
でも寂しくなったら、自分の悲しさを、苦しさを本音を語って打ち明けましょう。聞いてくれる人はいませんか。家族でも恋人でも身近な人に、そうすることで安心感や信頼感が生まれます。私にでも結構ですよ。あなたさえよければ。
そのうちに人生のパートナーに出会い、寂しさや嬉しさを共有できる人がそばにいれば幸せです。皆それを願っていますが、なかなかうまく行きません。これはやはり縁というものがあるからです。
あなたは偶然ってあると思いますか?それとも偶然はないと。
実はすべて必然という見方もあります。どう考えるかですが、私は必然だと思っています。そんな経験を何度かしたことがあります。その話はまたの機会にしようと思います。
『モノづくり技術+マーケティングを背景に持つ唯一の技術ライター』の富田正昭です。
ファーム・アイ代表、FAIS中小企業支援センター登録専門家、コピーライター等、「ものづくり」と「ことばづくり」の専門家として活動しています。→詳細はこちら